- About to Encounter
- 山本ユフィ
2024
Acrylic on Buoy of marine debris
190 x 190 x 230mm / 198 x 198 x 250mm (台座込)
対馬に漂流する海ゴミ問題なんて、普通に生きて誰が気づくだろう。それでいて、例えば「2022年においては30,000㎥のゴミが対馬の海岸に漂着しました」なんて聞いても、「へーやばいね」というくらいの人の方が多いんじゃないだろうか(偏見だけど)。
プラスチックに依存してる社会の中にいる私たちにとって、ゴミはゴミ箱にと注意喚起しても、どうせ行き着くところは海か貧しい発展途上国だし、個人的にはプラスチック産業を牛耳ってる大企業が利益より環境に目を向けなければ絶対解決しないと思ってる。
そんな無力な一個人として、少しでもできる事はアップサイクルしかないと考えた。要はゴミをアートとして生まれ変わらせるというこのプロジェクトのことなんだけど、ゴミアートってどうにもイケてるものが少ない。なので如何にゴミらしさを無くして、家で飾れるアート作品として、インテリアとして、人に興味を持ってもらえればと思い制作した。
- 山本ユフィ
日本、韓国、ロシアにルーツを持つ気鋭のペインター。16歳で単身にアメリカへ渡る。10年以上のカリフォルニア・ライフの中で培ったアートは、レトロスクールな色調、LAのストリート・サーフカルチャーからインスパイアされ、サイケデリックでポップかつアンニュイな雰囲気が特徴。
WEBSITE
- EXHIBITION
- #04 Plastic Coast
March.2024
March.2024