EXHIBITION
- #01
- Climate CrisisJune.2021
地球温暖化。10年20年前に聞いたそんな言葉たちはまだ、呑気に聴こえていた。温暖って南の島みたいで良くね?寒いの苦手だし、ってな具合だ。しかし近年では、それらの言葉に代わって、「気候危機」=“Climate Crisis”という言葉がトレンドだ。
加えて2016年、オーストラリアの小さな都市、デアビンが「気候非常事態宣言」なるものを発令してから、世界各国の自治体や国がそれに続くことになった。日本では2019年に長崎県壱岐市、神奈川県鎌倉市がいち早く宣言し、続々と他自治体も追随する。2020年11月には遂に、国として宣言するにまで至った。
「気候危機」や「気候非常事態宣言」とは、もはや温暖化という穏やかな響きを拭い去ってしまった。ビーチパラソルの下で、ビール片手に寝そべる優雅な時は終わってしまうのか? キラキラと降り注ぐ夏の太陽の下で、子どもたちは元気よくサッカーボールを追いかけ続けることはできるのか?
それは本当に危機なのか、何が危機なのか。Exhibition #01では、「気候危機」をモチーフとして、MOTAS、町田ヒロチカ、小磯竜也、SUGIといった4組のペインターが作品を発表する。
-
- Untitled
- MOTAS.
-
- Penguin On The Last Ice
- 町田ヒロチカ
-
- 私の火 / Fire In Daily Life
- 小磯竜也
-
- Untitled
- SUGI